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英検1級 リスニング 攻略法(2) リスニングは内容真偽問題

 

リスニング選択肢の傾向をつかめ

 

今回の記事の内容は英検1級・英検準1級のリスニングの傾向と対策です。

TOEICや大学入試その他のテストでそのまま使用できるテクニックではありませんのでご注意ください。

 

前回はリーディングを数問捨ててでもリスニングの先読みをする価値はあるという話をしました。

 

今回は英検リスニング問題の選択肢の傾向についてお話したいと思います。

 

皆さんはリスニングの選択肢をじっくりと分析したことがありますか?

ないという人は一度よく分析してみることをお勧めします。

 

リスニングの誤答選択肢を作るときには以下の3パターンが考えられますよね。

 

パターン1

…まったく放送内容とは無関係な英文

パターン2

…放送内容の語句は使っているが、放送内容とは一致しない英文

パターン3

…放送内容と一致してはいるが質問の答えとしては適切ではない英文

 

英検1級・英検準1級の場合は上記がどの程度の割合で入っているでしょうか。

誤答の9割以上がパターン2です

 

正確には英検1級・準1級のPart1会話文問題、Part2の説明文問題、そして英検1級のPart4インタビュー問題では、誤答選択肢の9割は放送内容と無関係なことを書いています。

 

逆に言うと放送内容と確かに一致するけれども、質問の答えとして適切ではないから不正解という選択肢は全体の1割、つまり2~3問なのです。

 

さらに言えば、このパターンが出てくるのはPart1会話文問題で1~2問、Part2説明文問題で1問程度です。

 

何を言いたいかというと

英検リスニングはほぼ内容真偽問題です!(Part3を除く)



Part1・2・4の基本戦略

 

以上をふまえて英検1級&準1級のPart1・Part2、英検1級のPart1対策です。

 

1 リーディングの時間に先読み

前回紹介したようにリーディングの時間にリスニングの選択肢を先読みします。

この際にキーワードになりそうな語句にチェックを入れて目立つようにしておきます。

詳しいやり方は後日別記事にて紹介します。

あとはできるだけ正確に読み取れるように頑張りましょう。

 

2 Directionの時間に再確認

きっと最初の頃に読んだ選択肢はどんな内容だったか忘れていますので(僕だけかもしれませんが)、Directionの時間でできる限り2回目の先読みを行います。

 

3 問題が流れる直前にキーワードを確認

放送が始まる頃には選択肢を最初から最後まで読む時間はありません。

キーワードだけを拾って何に注目して聞けばよいかを整理します。

 

4 キーワードに全神経を集中してリスニング

ここは人による部分だと思いますが、僕は選択肢を読みながら放送を聞くと集中できないので、問題文をまったく見ません。

目を閉じて放送に集中し、頭の中で放送内容をできるだけイメージ化します。

 

5 本文が終わったと思ったらすぐに解答を選ぶ

繰り返しますが英検のリスニングはほぼ内容真偽問題です。

選択肢のうち放送と一致するものが1つ、残りの3つは全く違う内容が述べられています。

 

つまり

Questionを聞くまでもなく正解を選ぶことができます

 

6 Questionが流れている間に次の問題のキーワード確認

一部の問題を除いてQuestionが流れてくる前に答えがわからなかったら、その問題の答えはもうわかりません。

あれ?放送でこんなこと言ってたっけ?

と思ったら

この時点で自信が持てない選択肢はまず不正解

と、割り切ってください。

正解かどうかは関係ありません。割り切ることが重要です。

 

本番で最も重要なことは気持ちの切り替え

リスニング本番で最も重要なことは気持ちの切り替えです

もう一度いいます。

リスニング本番で最も重要なことは気持ちの切り替えです

 

こんなことはありませんか?

 

正解の選択肢が絞りきれない。

①かもしれない②かもしれない。

もう一度読んでみよう。

①が合ってる気がする。

でも②も正解のような気がする。

どうしよう。

ええと…

No. 3 Our society has been …

あ、次が始まってしまった。うーん、②でいこう!

 

このあと何が起こるかもう想像つきますよね

 

次の問題の内容がわからなくなります

 

というわけでQuestionが流れる頃には、遅くともQuestionの英文を読み終わった頃には気持ちを切り替えて次の問題に移るべきなのです。



例外パターン

残り1割、単純な内容真偽ではないパターンも確認しておきましょう。

 

パターン1 だれの発言かが問われる場合

Part1会話文でよく出現します。単純化するとこうです。

男性「修理するには高すぎるな。中古車は嫌だから新車を買おう」

女性「新車は高いわ。リースにしましょう」

問題「男性の主張は何ですか」

①修理する  ②新車を買う  ③リース  ④中古車を買う

 

Questionを聞いてだれの発言が問われているかを確認しないと解けません。

ただ、このパターンには

選択肢の主語で性別がわからない

という特徴があります。

 

つまり

主語で性別が判別できないときは男女どちらの発言か注意して聞く

という対策をとることができます。



パターン2 前半と後半で話題がかわる

Part2説明文でよく出現するパターンです。単純化するとこうです。

「月は地球の周囲を回っている。(中略)太陽の中心部は約1500万度である」

問題「太陽について述べられていたことは何ですか」

①地球の周囲を回っている

②中心部が約1500万度である

③月がうんたらかんたら

黒点がどうたらこうたら

 

これに関しては

Part2では1問目で前半の内容が、2問目で後半の内容が出題される

という原則を忠実に守ることで誤答選択肢を回避することができます。

 

次回は先読みのテクニック、キーワードの拾い方について紹介したいと思います。

 

まとめ

・英検のリスニングはほぼ内容真偽問題である。

・Questionが流れたら次の問題に気持ちを切り替える。

 

皆さんの英語学習に少しでも役に立てば嬉しいです。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

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