英検1級 オンライン英会話(2) いきなり二次対策はできない
- オンライン英会話を早めに始めるメリット
- 一次試験が終わった瞬間に二次面接対策を始める
- 英会話自体に慣れる必要がある
- 最初は簡単すぎる内容で
- オンライン英会話の講師はいい人が多い
- 意外な文法ミスが
- 発音の弱点が見つかる
オンライン英会話を早めに始めるメリット
前回はオンライン英会話を二次試験の約2か月前から始めた経験についてお話ししました。
ここで
1次試験が終わってからじゃだめなの?
という疑問があるかもしれませんが
英語を話しなれていない人は早めに始めた方がいいです
二次試験の2か月前にオンライン英会話を始めたのには理由があります。
今回は一次試験より前からオンライン英会話を始めるメリットについて紹介したいと思います。
一次試験が終わった瞬間に二次面接対策を始める
二次試験の体験談を読んで非常によく目にするのが
もっと早くから取り組んでおけばよかった
という後悔です。
「いや、一次試験通るかどうかわからないし」という気持ちはわかります。わかりますが、一次試験の合否がわかってから対策したのでは遅いのです。
一次試験の合否発表は二次試験の13日前(会場によっては20日前)です。 なんと旺文社の14日でできる二次試験対策本すら終わらない時間しか残っていないのです。
そして英検1級に受かりたいのであれば二次面接は絶対に避けて通れません。
今やるか後でやるかの違いしかないのです。
「今回は一次試験さえ受かればOK。二次試験は次回でいいや」と決めていたり、「99%一次試験に受からないとわかっているけれど今回は力試し」と最初から割り切っていたりする場合は別ですが、そうでなければ一次試験の前から二次対策を始めるべきなのです。
英会話自体に慣れる必要がある
二次試験の2か月前にオンライン英会話を始めたは理由の1つは、「そもそも英語で満足な会話ができない」という悲しい確信があったからです。
沈黙したら気まずい…
とか
英語で話せる自信がない…
とか
講師の英語が聞き取れなかったらどうしよう…
とかとにかく不安は尽きません。
普段からある程度英語を話す機会があって、単純に二次面接の練習だけをしたいという場合は一次試験が終わってからでも十分かもしれませんが、僕のように日本で、日本人に囲まれながら英語を勉強してきた人の場合はどうしてもスピーキングの練習が不足しています。
ペーパーテストの問題を解くのには自信があっても、面と向かってだれかと話すのは勇気を振り絞る必要があります。
一次試験が終わってから「やらなきゃいけないのはわかっているけど、勇気が出ない」なんて言っていたらあっという間に時間が過ぎてしまいます。
そこで、一次試験の前は「とにかく英会話自体に慣れるための時間」と割り切って、息抜きを兼ねてオンライン英会話に取り組むことにしていました。
最初は簡単すぎる内容で
実際に無料体験を申し込んだのはいいものの、なかなか予約ボタンが押せません。
NativecampでもDMMでもレアジョブでも、ニュース記事などを読んで自分の意見を話すような二次試験対策として使える教材があります。ちなみに会員登録しなくても教材を見ることができるので、興味があれば覗いてみてください。
これを見て「よーし、やってみよう」となる人はいいのですが、僕の場合は
うわ…こんなの言える自信ない
と不安が増すばかりです。
そこで
最初は簡単すぎる内容から始めました
中学英語レベルの、ペーパーテストなら絶対に間違えないレベルの教材からやってみました。
そして、これが意外な効果があったのです。
オンライン英会話の講師はいい人が多い
まずは
講師は怖くないことがわかりました(笑)
基本的に英語が上手に喋れない日本人を相手にしている人たちです。
間違えても笑ったりしません。正解なら結構オーバーに褒めてくれます。
途中でうっかり日本語が出てしまっても大丈夫です。
あ、別に上手に話せなくてもいいんだ
と早い時期に実感できたのは大きな収穫でした。(もちろん二次面接の本番ではそんなことは言ってられませんが)
ただし、前回も書きましたが相性はあります。何か話が盛り上がらないな、何か沈黙が続くな、何かこの先生と話していても楽しくないなと思ったら、それは講師との相性が悪いのが原因です。
実際に5段階評価で5.00、レッスン回数5,000回超という非常に評価の高い講師のレッスンを受ける機会があったのですが、本当に相性が悪くて何度も途中でレッスンを切り上げようかと思ったことがあります。
他人の評価は他人の評価です
自分が気持ちよくレッスンを受けられる講師を見つけることも重要です。
意外な文法ミスが
そして
話すと中学文法レベルのミスを連発します
書きながら考えるのと話しながら考えるのではスピードが違います。そして視覚情報がないため、情報の処理の仕方が異なります。そのため簡単な内容でも三単現のsが抜けたり、冠詞のaが抜けたり、時制がグチャグチャになったりします。
僕の場合は過去の体験について話すときに、つい日本語の感覚で現在形で話してしまうことが多かったです。
たとえば「買い物に行って、色々な商品を見て、一番安いのを買った」と話すときに全部過去形にしなければなりませんが、日本語につられてgo shopping, look at various products, and bought the cheapest oneなんて言ってしまうのです。
二次試験レベルのスピーチやQ&Aをいきなりやっていたとしたら、話す内容に注意が向いてしまい、こういう単純な文法ミスにはなかなか気付けないかもしれません。
発音の弱点が見つかる
さらに
意外な発音の弱点を指摘されます
僕の場合はrとlが混じっていることを複数の講師から指摘されました。それもchildren、countryといった超基本単語です。
早めに弱点がわかったのでラスト2か月はとにかくrとlが入っている単語を見る度に発音練習をしていました。これが自分では修正できたつもりなのですが、悲しいことに何度も指摘されるのです。終盤に先生からYou have improved your pronunciation!と言われたときは本当に嬉しかったですね。
僕は二次試験の評価ではPronunciationが10点満点中の7点だったのですが、ここを直していなければ5とか6になっていたかもしれません。
・二次試験対策のためには一次試験の前からオンライン英会話を始めよう。
・易しい内容だからこそ実感する意外な弱点がある。
皆さんの英語学習に少しでも役に立てば嬉しいです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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— すたっぐびーとる (@stagenglish) 2019年11月15日