英検1級 スピーチ対策 完璧に時間配分する方法
スピーチの時間配分は共通の悩み
英検1級の二次試験は以下の流れとなっています。
①2分間程度のインタラクション(自己紹介等)
②トピックカードを受け取り1分間で5つのテーマから1つを選ぶ
③選んだテーマで2分間の即興スピーチ
④スピーチやテーマに関して4分間程度のQ&A
二次面接の情報収集をしていてよく目にするのが
スピーチで時間余りまくった
とか
スピーチが途中だったのに切られた
という体験談です。
おそらく二次試験の準備をしていて一番苦労するのが「2分間で綺麗にスピーチをまとめられるか」という点ではないでしょうか。
よく
体内時計で2分計れるようにしましょう
と言われますが、正直難しいと思います。
本番は緊張感が強いですし、一度詰まったら頭が真っ白になるかもしれません。
実際のところ、このような経験は合格者にも不合格者にもあるようで、時間配分だけが原因で合否は決まらないようです。
とはいえ、2分ぴったりでスピーチを終えて気持ちよく面接を終えたいものですよね。
そこで今日は面接中に時間をさりげなく、しかし堂々と確認する方法を紹介します。
腕を組んで見やすい位置に時計を固定する
会場によっては受験者から見えるところに時計をおいてあるところもあるようですが、僕が受けた会場にはありませんでした。
腕時計はしっかりと用意しておきましょう。
僕が使ったのはホームセンターで買った1,000円の安物です。
①安いこと、②秒針が見やすいこと、この2つだけを基準に買いました。
そもそも普段はスマホで時刻を確認するので腕時計を使いませんからね。
面接中にさりげなく時間を確認する方法は簡単です。
まず、トピックカードを受け取ったらそのまま机に置きます。「手に持たなければならない」なんてルールはありませんので。
次に、そのまま机の上で手を組んで、片手で時計が見やすい位置に固定します。
これで完成です。
ちなみに袖で時計が隠れないように、あえて袖の上に腕時計を巻いています。
これでスピーチの間、 時計をいくらでも見ることができます。
とはいえずっと下を見て話すのは面接官の心象が悪くなりますから、あくまでもチラッと一瞬確認する程度にとどめてくださいね。
面接官を見て話す→チラッと時計を見る→また面接官を見て続きを話す→チラッと時計を見る、の繰り返しです。
視線しか動かしていないので、時計を確認しても不自然には見えないはずです。
万が一下を見たのが面接官に気付かれたとしても、トピックカードを確認しているのか時計を確認しているのは区別がつきません。
これで残り時間を調節するのは自由自在です。
少なくとも時間オーバーになるまで話し続けることはないはずです。
余談ですが、写真を1人で撮るのに非常に苦労しました。どうやって撮ったかはご想像におまかせします。
残り時間を分かりやすくするための一工夫
とはいえかなりの緊張状態ですから残り時間が何秒か瞬時に判断するのは難しいかもしれません。
そこでもう一工夫加えましょう。
トピック選びやスピーチが始まった時点の秒針の位置を指で押さえておきます。
僕は秒針が上半分(だいたい45秒から20秒の間)なら人差し指で押さえます。
05秒位からスピーチが始まったらこんな感じですね。
下半分(だいたい20秒から45秒の間)なら親指で押さえます。
35秒くらいからスピーチが始まったらこんな感じです。
これで何秒過ぎたか、何秒残っているか一目瞭然です。
2~3秒のズレはあるかもしれませんが、その程度はハッキリ言って誤差です。
あとは練習あるのみです。オンライン英会話等でスピーチの練習をするときにもやってみてください。
時計を見ながら練習する効果
そして時計を確認しながら話す練習をするのは、スピーチの練習として効果が大きいと思います。
というのは
何秒でどの程度の内容を話せるかわかるからです
時計を確認しながら話すと、「15秒あれば1つ例を出せるな」とか「残り30秒だから最後のアーギュメントは具体例を出さないほうが良さそうだ」という判断ができるようになります。
場合によっては「1つ目のアーギュメントは自信があるから1分10秒使おう。2つ目のアーギュメントは根拠が弱いから30秒で流そう」なんて作戦を立てることもできます。
ちなみに僕はこの方法でオンライン英会話の講師にも
時間ぴったり!すごい!
とよく誉められましたが、時計を確認しながら話していることに気づいた人はおそらく一人もいませんでした。
仲のよい講師には時計を確認していることを正直に伝えましたが、逆に感心されたくらいです。
・腕時計を見やすい位置に固定すれば自然に残り時間を確認できる
・練習を通して何秒でどの程度の内容を話せるか把握しよう
皆さんの英語学習に少しでも役に立てば嬉しいです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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— すたっぐびーとる (@stagenglish) 2019年11月15日