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40代&独学でもまだまだ英語力向上中。8年間(25回)の過去問分析から得た英検1級の攻略法を公開中!

英検1級 ライティング&スピーキング 攻略法 (4)得意な論理展開を作ろう

アーギュメントはいくらでも応用できる

 

英検1級ライティング・スピーキング対策の4回めです。

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前回の記事の中で、僕は次の順番でアーギュメントを考えるという話をしました。

1 環境

2 科学技術

3 教育

4 経済

 

なぜ僕がこの順番にアーギュメントを考えるかというと

カバーするジャンルが非常に広いからです

 

英検1級の英作文や面接の勉強をするときにはトピックを見て、どんなアーギュメントを使えばよいか考えることが多いと思います。

何を当たり前のことを言っているの?

と思われるかもしれませんが

僕は逆に自信のあるアーギュメントをいかにトピックに結びつけるかを考えます

自信のあるジャンルでトピックについて語るのが一番効率がいいのです。そして僕が自信のあるジャンル、正確には2~3分程度ならそれなりに中身のあることを英語で話すことができるのが環境、科学技術、教育、経済ということなのです。

 

最強のアーギュメントは「地球温暖化

地球温暖化と言われて何が思い浮かぶでしょうか。

環境問題とエネルギー問題かな

という人が多いのではないでしょうか。

実は地球温暖化は非常に多くのトピックに登場させられるのです!

 

いくつか例を挙げてみましょう。

トピック1 「世界は平和になるか」

地球温暖化で戦争多発!

平和・戦争に関するトピックなら「気候変動から居住可能な地域が狭くなり、生存をかけて紛争が多くなる」というアーギュメントが作れます。

また平和になるという主張もできます。「地球温暖化を放置すると人間も絶滅するので、それを食い止めるために自然と各国が協力するようになる」というアーギュメントも作れるのです。

 

トピック2 「食糧問題は解決できるか」

地球温暖化で収穫量激減!動植物も絶滅!

なんと地球温暖化だけで「気候変動から農地の環境がかわり、収穫量が激減」、「気候変動の影響で動植物が相次いで絶滅している」、そしてトピック1からの流用で「紛争の激化から食糧難に」という3つのアーギュメントが作れてしまいます。

 

トピック3 「フェイクニュース問題」

これはどうでしょうか?一見、地球温暖化と関係なさそうですが…

地球温暖化なんてデマ」というフェイクニュース

と持っていくことができますね。フェイクニュースを垂れ流した結果、対策が遅れて手遅れになる。そうならないようにフェイクニュースには毅然と対応しなければならない、なんてアーギュメントが作れそうです。

 

トピック4 「貧困・格差の問題」

地球温暖化で格差拡大!

すでに述べた通り、地球温暖化で食糧問題や居住地の問題が発生します。泣きを見るのは弱者であると展開することができます。

 

トピック5 「個人の努力は社会を変えるか」

グレタ・トゥーンベリ!

個人が始めた活動が多くの人の共感を呼び、世界的な世論を形成するまでになった、という実例を示すことができそうですね。

 

このように、「地球温暖化の結果、○○になる。なぜなら…」と考えると対応できるトピックがかなりあるのです。僕の感覚では二次試験の過去問のカード1枚(5トピック)のうち、1つ2つは必ず地球温暖化で何か話せるように思います。

 

そのほかにも森林破壊や大気汚染などの環境問題を含めると、かなりのトピックをカバーできます。

 

だから僕は最初に必ず「環境」で語れるトピックはないかを探します

 

「科学技術」も同じくらい強い

東の横綱地球温暖化なら西の横綱

科学技術です

 

科学技術も非常に強いアーギュメントです。

ある意味地球温暖化より強いです。

 

なぜなら、地球温暖化

科学技術の発展でそのうち対策できる

食料問題は

科学技術の発展で生産量が増える

貧困・格差問題は

科学技術の発展で働かなくても収入を得られる

エネルギー問題は

科学技術の発展で無限のクリーンエネルギーが手に入る

強すぎますね。ここで

そんな技術あるの?

と思われるかもしれませんが、以前に紹介した必殺技で切り抜けましょう。

そんな技術研究がすでに始まっている(のではないかと今考えた)

これで英作文なら完璧です。ただし、二次試験の面接ではツッコまれるのを覚悟してください。

 

一方で、マイナスのアーギュメントとして使うこともできます。

環境問題では

科学技術のせいで環境破壊が進みすぎた

人間関係では

科学技術のせいで人間関係が悪化した

 

科学技術はまさに万能選手なのです。

 

大関は「教育」と「経済」

そして「教育」「経済」も捨てがたいものがあります。

教育であれば、「教育の格差が○○につながる」「教育の普及で○○が解決できる」「現在の教育は○○に関して十分に生徒に教えていない」といったアーギュメントで様々なトピックに対応できます。

経済であれば「○○が経済の発展につながる」「経済力が高まれば○○が解決できる」「経済発展を優先した結果○○になってしまった」というアーギュメントが作れますね。

 

繰り返し練習すれば説得力が増す

以上で見てきた通り、カテゴリで考えると1つのアーギュメントを少しずつ変化させて無数のトピックに対応させることができます。前回もお話ししたことですが、

このトピックでは何を書けばいいんだろう?

と考えるのではなく

環境問題でこのトピックに関連するアーギュメントは作れないか?

科学技術でこのトピックに関連するアーギュメントは作れないか?

と考えていくとあっさりとアーギュメントが出てきます。

しかも、繰り返し練習することで、1つのカテゴリに関する知識も表現力も深まります。

地球温暖化で熱帯地方の30%の鳥類や植物が絶滅するとか、世界の3分の2が飲料水へのアクセスを失うなんて情報も自然と、そして流暢に話すことができるようになります。(植田先生、ありがとうございます

 

英作文の得点アップ・二次試験の合格の近道は幅広いトピックに応用できるカテゴリに精通することです!

 

まとめ

・一つのアーギュメントを様々なトピックに応用しよう。

地球温暖化と科学技術、教育、経済でかなりのテーマを語れる。

 

皆さんの英語学習に少しでも役に立てば嬉しいです。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

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