英検1級 二次試験対策 自作カードで特訓
以前に英検1級の二次試験対策にオンライン英会話を使ったことについて書きましたが、今日からはそれ以外にスピーチやQ&Aに向けて準備したことについて1つずつ紹介したいと思います。
アーギュメントカードを使って反復練習
僕は英検1級の二次試験の勉強の中心の中心は英作文に引き続きジャパン・タイムズ社の最短合格!英作文問題完全制覇(以下英作文完全制覇)を使いました。
色々と中途半端に手を出すよりも、1つの本を完璧にしたほうが絶対に強いと思ったからです。
過去記事でも書きましたが、「そもそも自分の意見ってどうやって言えばいいんだろう」という状態だった僕は英作文完全制覇の和文英訳から入りました。
そして3周目か4周目だったと思いますが、和文英訳の練習の一環として英作文完全制覇をベースにアーギュメントの暗記カードを作ったのです。
たとえば英作文完全制覇にはこのようなコンテンツブロックがあります。
これをもとにインクジェットプリンタ用の名刺用紙の表面にコンテンツブロックのタイトルを、裏面にコンテンツブロックの英文を入力しました。
カードでスピーチの練習する効果
カードの最大の効果は、細切れの時間で自分の意見を言う練習ができること、そしてランダムに練習できることです。
一次試験の1か月前からはひたすらこれを使ってアーギュメントを自分の言葉で言う練習です。
会社の休み時間などにカードを数枚適当に選んでアーギュメントが言えるか確認していました。
丸暗記してしまったものもありますし、自分の言葉や自分の意見に書き換えてしまったものもあります。とにかく
1つカードを見たら何でもいいから1つのアーギュメントを3文以上言う
というノルマを課してひたすらぶつぶつと英文をつぶやいていました。
短時間で効果を出すならポイントを絞って記入
ちなみにこのカードですが、「全部のコンテンツブロックを覚えよう」とか「裏面にコンテンツブロックを完全に書き写そう」というのは
1年(以上)後に合格できるように頑張ろう!
という人にのみお勧めします。せめて半年は必要ではないでしょうか。
一次・二次を問わず直近の試験には間に合わないと思います。
もし僕が今から10日後の二次面接に向けて準備するのなら
①スピーチ練習でうまく言えなかったアーギュメントを優先的に練習する
②表面にはアーギュメントの最重要ポイントのみ書く
③裏面にはポイントとなる語句やデータだけを書く
というように使うと思います。
たとえば次のアーギュメントを今から覚えたいとします。
まず表面に「日本の女性管理職の少なさ」とだけ書きます。
そして最初は裏面を白紙にしておきます。
表面の「日本の女性管理職の少なさ」を見て3文または30秒以上何か言えればOKです。そのまま裏面は白紙にして数日後にまた言えるかどうかを確認します。
うまく話せなかったら、どのような内容を言えば良かったかのポイントだけ書きます。
たとえばlow compared to other developed nations / 10% of management positions / 1% of senior executive-level positionsくらいがあれば十分ではないでしょうか。
日本語で「他国と比べて低い」「管理職10%」「シニア・エグゼクティブ1%」と書いてもいいと思います。
量は自信に変わる
最終的に僕はコンテンツブロック212個+サンプルエッセイからの抜粋58個、そしてジャパン・タイムズ社のHPにひっそりとアップされているボーナスPDFからの30個、計300個のアーギュメントをこのやり方で覚えました。
もっと効率的なやり方もあったと思います。
しかし1冊やりきった、1冊分の内容を自分のものにできたという自信が英検1級の合格に、そしてその後の向上心につながったと言っても過言ではないと思っています。