英検1級 リスニング 攻略法(1) 先読みは合理的な選択
テクニックでリスニングの正解率は上がる
英検1級や英検準1級でリスニング問題の正解率を上げるにはどうしたらいいと思いますか。
英語を聞きまくる
問題を解きまくる
もちろんそれは絶対に必要です。内容を理解するのに最低限必要なリスニング力がなければどうやっても正解を導くことはできません。
ただ
同じリスニング能力でもテクニックを知っているかどうかで正解率は大きく上下します
というわけで今日からは英検1級・英検準1級のリスニングで正解率を上げるテクニックを紹介します。
リーディングを捨ててでも先読みに必要な時間を確保する
正解率を上げるための正攻法は先読み以外にありません。
先読みの時間を確保すること、そして先読みの精度を上げることが何よりも重要になります。
まずは問題演習の際はリスニングパートを全部先読みしたとしたらどれだけ時間がかかるかを計測してください。
僕は受験した時点で一通りチェックするのに10分程度かかりました
というわけで、僕はあらかじめリーディングの最後の10分はリスニングの先読みに充てることに決めていました。
ここで
リーディングに10分も残らないよ
という声が聞こえてきそうですが、そこは発想の転換です。
リーディングを10分捨ててでもリスニングで稼ぎます
ここで考えてみてください。
英検ではリーディングの1問とリスニングの1問ではどちらのほうが価値があるでしょうか。
リスニングの方が1問あたりのCSEが大きいです
単純計算ですが、リーディングの1問は1級も準1級も41分の1=2.4%です。
一方でリスニングの1問は1級で27分の1=3.7%、準1級で29分の1=3.4%です。
リーディングもリスニングもCSEの満点は同じですから、リスニングの方が1問あたりの配点が大きくなります。
過去のデータでは英検1級CSE700点前後・英検準1級CSE600点前後の場合、リーディング1問で6点程度、リスニング1問で10点程度となるようです。
合否はリーディング・リスニング・ライティングのCSEの合計で判定しますので、リスニングの正答率を上げるほうが効率がよいことがわかります。
実はいちばん効率がいいのはライティングなんですけどね
興味のある方は「英検○級 素点 CSE」で検索してみてください。
そこで僕は本番の前からリーディングでは
Part1語彙は30秒で答えが出ない問題は捨てる
Part2空所補充は1分で答えが出ない問題は捨てる
Part3長文読解は2分で答えが出ない問題は捨てる
というルールを決めて、リスニングの先読みの時間を確保することにしていました。
Directionの時間の使い方
僕がよく目にしたリスニング対策は
Directionが流れる時間に先読みをしましょう
というものでした。
僕はそれにはあまり賛成できません。
正確にはDirectionが流れる前に一通りの先読みを終えたほうがいいと思います。
なぜなら僕の性格からして
前半で失敗したら後半で集中力を保つのは多分ムリ
ということが想像できたからです。
これは性格の問題なので、人による部分ではあります。
リスニングPart1で聞き取れない問題が連発したら、Part2から切り替えられますか?
Part2で自信のない問題が半分あったとしても、気にせずにPart3・Part4を解けそうですか?
僕は前半の失敗を後半に引きずる自信があったので、リーディングの時間に一通り先読みしてDirectionの時間に再確認することにしていました。(こういうのを自信とは言わないと思いますが)
焦っていると正確に読み取るのが難しいですからね
逆に長文を捨てたことの方が尾を引きそうなら、ギリギリまで長文に時間を割いてDirectionの時間にできるだけ読むというのも作戦の1つかもしれません。
具体的な先読みのテクニックについては明日以降で紹介します。
・英検ではリスニングの1問の価値はリーディングの1問より大きい。
・Directionを読み上げる時間の捉え方は個々人の性格に応じて。
皆さんの英語学習に少しでも役に立てば嬉しいです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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— すたっぐびーとる (@stagenglish) 2019年11月15日